竹内涼真のリアル感がエロい
何がいいかと言うと、美しいルックスであることはまず間違いないのだけど、それ以上に、美しいルックスをお持ちであるにも関わらず、それには満足せず努力した痕跡のある演技をしており、大御所たちの重厚感の中でも劣らずに輝いているところがいい。
同様の良さで言うと山崎賢人もかなりいいのだけど、竹内涼真の「よさ」にはかなわない。その理由は竹内涼真のほうがルックスがいいことが8割8分くらい占めているんだけど、もう少し真剣に考えてみると、竹内涼真の「リアル感」にあるのではないかと感じる。
OLとして、人気俳優の誰が同じオフィスにいたら興奮するかを全力で考えたときに、
最終的にたどり着く結果は「竹内涼真」である。
まず最初に候補に上がるのは小栗旬。
課長に怒られるのを向かいの席で上目遣いでにやにやじーっと見てからかってくるかと思えば、タバコ吸うジェスチャー見せて喫煙室に連れ出してくれて「なーに落ち込んでんだよ期待してなかったらあんなに言われねーぞぉ?」と頭わしわしして励ましてくれる小栗旬が先輩なら明日も喜んで会社行くのになぁ
— きえんご先輩 (@kiengo11) 2017年5月28日
次の有力候補は高橋一生。
はあ〜〜もう無理〜〜「なんか疲れてない?大丈夫?」って聞いてきて「いや、うーん…大丈夫、です」って答えたら5分後に缶のココアで頭コツンしたあと私の横にしゃがんで机に置いたココアの上に顎を乗せて「屋上でもいくか?」って横から覗き込んで小声で囁いてくれる高橋一生がいないと無理〜〜
— きえんご先輩 (@kiengo11) 2016年11月24日
あとは綾野剛が「もう来なくていいよ。…なーんてね。怖かった?はは」とかからかってくるちょっと怖い取引先の担当者だったりとか、それにきゅんとしている私を見て後輩の菅田将暉が頬を膨らまして無理やり飲みにつれて行って勝手にべろべろになったりとかしてくれていればいいんだけど、
これだけのオールスターをもってしても、竹内涼真の会社にいてほしさに勝つことができない。
その理由が、たぶん「リアル感」だ。
小栗旬とか菅田将暉は、もうなんか熱がすごい。むんむんとオーラを放ちまくってきている。「オレ!!才能人!!!」的な熱と圧がもうすごい。
高橋一生と綾野剛は、非日常感がすごい。彼らが目の前に立っただけで、半径10mくらいはもはや高橋一生の世界。綾野剛の世界になってしまう。「いや、これ現実じゃないから、夢だから」みたいな微笑みを湛えてそこにたたずんでいる感じがある。
竹内涼真は、いい意味でそのどちらもないのだ。
熱とか圧とか、ない。とにかく淡々としている。陸王の「僕はただ、いいシューズを履きたいだけです」のイメージである。いや本当の竹内涼真がどんな人なのかはよく知らないが少なくともそこに熱とか圧とか、才能とか熱意の押し売り的な印象はなかった。
非日常感も特にない。竹内涼真がそこにいても、多分半径1mくらいしか竹内涼真の世界にならない。微笑みとともにたたずみながらオーラをまとったり、魔方陣的な何かを作ったりはしていない。
だから、竹内涼真は、会社にいてほしいイケメンナンバー1なのである。
なんか多分、竹内涼真がサラリーマンだったら、取引先ともそれなりに上手くやるし、上司とも派遣のお姉さんとかともそれなりに上手くやって社内評判めちゃくちゃいいのに、「仕事と人生は別で考えてますから」みたいなクールな感じのザ・平成のサラリーマンとなるのだ。
オフィスから帰るときに乗るエレベーターあるじゃん?あれ、10秒前くらいに会社の先輩の竹内涼真が先に乗ってて、私が後から来るのを中から見つけて「あ」って顔して開ボタン押してて待っててくれるじゃん?1階で二人で降りて一緒に出口出るじゃん?「あー…、メシ行く?」みたいになるじゃん?死ぬ
— きえんご先輩 (@kiengo11) 2017年9月13日
このエレベーター乗るときの「あっ」みたいな感じのリアル感、小栗旬にも高橋一生にも綾野剛にも菅田将暉にもないのだ。いやみなさん実力派なのでそういう役をやってくださいとなったらまあものすごく上手にやるのだろうけど。
でもね一番、この日常的なワンシーンがハマるのが、竹内涼真なんだ。
なんというか、これ以上に表現できないのだけど、彼の現実感がエロい。
現実的だからものすごくエロいのだ。
そういうリアル感が、竹内涼真のどことない「よさ」をかたちづくっているのではないか、というと聞こえはいいのだけど、単に竹内涼真で毎週日曜興奮しています、という、それだけに終始する話だった。ありがとう竹内涼真。