近頃SNSアイコンとかによくある写真がよくありすぎるのでまとめてみた
いかんせんよくありすぎる。最近。おしゃれなSNSアイコン。
Instagram、Twitter、Facebookで誰かが変えた新しいアイコンを観るたび、すっぴんでベッドの上で「あ~~このタイプ~~~よくある~~~~すごくよくある~~~~~」と赤べこのように顔を縦に動かしている。
まあ、よくいる人のタイプとかよくあるインスタ映え写真とか、全米の耳がタコになるレベルで語りつくされているんだけれども、残念ながら私の耳はまだ全然タコになっていないし、到ッ底言い足りていないので、この場を借りてまとめさせていただきたい。
共感できる心がねじ曲がった人は「あ~~よくある~~あるある~~」と私の隣の赤べこになってください。
文句がある人は出てきてください。誠心誠意「ごめんなさい」って言います。
~近頃SNSアイコンとかでよく見る写真シリーズ~
その1 真っ白な背景・彩度高めで、仕事できそうな人が2ミリだけ口角上げてる写真
とにかく仕事できそう。これに尽きる。
フリーランスで仕事してる人とかライターさんとかに多い。
「真っ白な背景ってそれ証明写真じゃん」と思った人、SNSアイコン検定で5級すら取れないので反省してください。彩度がすごい。陰影がすごい。影がとにかくくっきりしている。で、全身写真を切り取ってある場合が多い。
証明写真との違いは色彩とサイズだけではない。服装がとにかくクッソおしゃれ。服装が仕事できそう。女性の場合、原色のスキッパーシャツにワイドパンツとか履いて耳ちぎれそうなくらいクッソでかい石のイヤリングしてる。耳痛そう。(シャツの原色は、なんかからしチューブみたいな黄色とか林家ペーくらいのショッキングピンクとか)
男性の場合、ガッチガチにオイルで固めたツーブロックがギラギラ光ってて半数の人はジョンレノンメガネしてる。半数の人はたぶん蝶ネクタイとかしてる。
その2 ホテルのラウンジだかなんかでギャルがすごいおすまししてこっち向いてる写真
ギャル、多分昔はすごいギャルだったんだよ。渋谷の109ですごいミニスカートとか買い物した後オニ盛りできるプリクラ撮ってたんだよ。多分中学のときイーストボーイで買ったベルトでスカート短くしたりしてベルト見つかって先生に怒られたりしてたんだよ。
ギャル、大人になったらモノトーンのすごいなんか高そうな服とか着ててすごい。(語彙)誕生日にはお互いディオールとかシャネルとかの口紅とか香水とかあげ合っててすごい。全員そろって5年前は右から左にバッサーかきあげた前髪してて今は全員揃ってぴったりした前髪なし濡れ感ストレートヘアーしててすごい。
そういうギャルたちが、夜景がきれいなホテルのラウンジとかでなんかすごいおすまししてこっち見てる。お前ら昔のピースサインはどうした。お手手ひざの上でそろえて偉いぞ。大丈夫か。お手手ひざの上でぷるぷる震えてないか。
その3 大自然をバックに明後日の方向見て爆笑してる写真
だいたい海か山。だいたい自然光入ってる。
ただこの場合のポイントは「大自然」ではなく「明後日の方向見て爆笑してる」点。大体カメラ目線からちょっと横に外れてる。なんなの?カメラマンの左隣にサンシャイン池崎でもいたの?ていうかこの場合みんななんかしゃべりながら爆笑してる感じなんだけど、すごくない?
「あ~私今撮られてる~SNSのアイコンになりそうな写真撮られてる~」とか思わないの?「あ~いい感じに自然な表情撮られてるわ~飾らない私感出てる~これインスタのアイコンにしよ~」とか思いながらちょっと横向いて爆笑してるの?え絶対私だったら思っちゃうんだけどそういうもんでもないの?すごい(尊敬)
それとも何、「飾らない私感出すために爆笑してる写真撮って」って誰かにお願いして無音で爆笑っぽい顔だけして撮ってもらってるの?すごくない?
その4 古民家が立ち並ぶ道をバックに直立して微笑みをたたえている写真
アースカラーの太いズボン履いた人が陶器とか持ってる。皿とか。あるいはなんかでかいカゴにいっぱいの野菜とか抱えてる。男の人はけっこうひげとか生えてる。女の人はXXLくらいのサイズ間の麻の白いノーカラーシャツとか着てる。
せんせー、この人たち絶対朝とか超早起きしてコーヒー豆から挽いてまーす。一杯の濃厚なコーヒーとともに朝日を迎えてまーす。怖いよ…絶対神楽坂のラカグにいるよ…あと絶対御徒町の2k540とかいるよ…。
私も大人になったら絶対リノベーションした古民家をバックに写真撮るんだッ!民泊とかホステルとか作るんだッ!(情緒不安定)
あとこのタイプの写真アイコンにしてる人、すごい歯が白い。絶対にすごい歯が白い。歯磨きの仕方を教えてほしい。
その5 犬
犬。
そろそろ満足してきたしいい加減誰かに刺殺されそうなので、この辺でやめておこうと思う。
「私/おれのアイコンカテゴライズされてなかった~よかった~」と安心した心のきれいな人たち、次は絶対どこかに当てはめるので覚悟しておいてください。また会う日まで。
(世界は私たちが思っているよりももっと広くて、奥行きがあって…とかいうイイことを数日前に言っていたばかりなのでそろそろ死にたい)